2025年日本国際博覧会 日本館の視察に行ってきました。
テーマは「循環」で、館内は「プラント」「ファーム」「ファクトリー」の3エリアに分かれています。これらを一周することで、日本の美意識である「循環」の意義を理解できるパビリオンになっています。
特に、ファクトリーでの「モノをあえて柔らかくつくる」という考え方は、一見斬新で、しかし実際の展示物には身近なものも多く、新たな気付きとなりました。釘を使わずに組み立てる箱や建物等の「兼ねる」という文化、木目に沿って曲がる釘等「活かす」技術、藻や麴菌等による分解を使った「再利用」など日本らしい考え方を堪能できました。
大量生産/消費が当然という考えが浸透しつつある今、日本古来のこの考え方の重要性を再認識するきっかけとなりました。
他にも1日中行列の途切れなかったアメリカパビリオンなど面白そうなパビリオンが沢山ありましたが、時間が足らず、また行きたいという思いで帰路につきました。
株式会社ビット 多和田汐里、大久保秀晃、横澤 由香